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秘密部屋

秘密「疑惑」

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 運命の悪戯なんて信じないって思っていた。あの日までは・・・

 「今日から第九に配属になった佐伯洋介君29歳だ。」

 警視総監が連れてきた男を見て、薪の顔色が変わったのを

 青木は見逃さなかった。鈴木にそっくりの顔で背が高くて

 足が長いモデル体型の新人はさわやかな笑顔で

 「よろしくお願いします。」

 と挨拶をした。世の中には3人同じ顔の人がいるというが、

 鈴木に似ていて鈴木よりもカッコイイ男が目の前に現れた。

 青木は薪の視線が彼の顔に釘付けになった後、何か物思いに

 ふけったように遠くを見つめていることに気づき落胆した。

 薪さんは鈴木さんが好きだった。この事実は変えられない。

 自分なんかを薪さんが相手にするのは鈴木さんに似ている

 からだと第九の皆が噂していることも知っていた。鈴木さんの

 カッコイイバージョンが現れたらもうお終いだと青木は思った。

 「おい、あの新人、財閥の御曹司なんだって知ってたか?

 おまけに東大法学部を卒業した後、ハーバードに留学してFBI

 にいたんだってさ。超エリートだよな。」

 翌日、小池が面白そうに青木に言った。岡部はいつになく

 親切に新人に仕事を教えている。薪は書類に目を通しながら

 佐伯が気になるのか時折、彼を見ていた。青木は薪の行動

 すべてが気になった。心のどこかで薪は佐伯に惹かれている

 のではないかという疑惑が青木の中に生まれた。
                       


 「MRI捜査を開始する。」
 
 第九に緊張感が漂った。連続少年殺人事件の犯人はまだ

 不明である。すでに3人の殺された少年の脳を見ている。

 少年を監禁拘束、暴行し、生きたまま手足を切断している

 男は仮面をつけており、顔が分からない。少年の返り血を

 浴びて、真っ赤に染まった犯人は仮面をつけていても、

 笑っているのが分かる。犯人は狂ったように笑いながら、

 バスタブに切断した手足を放り込んで、再び少年を犯した。

 浴室は血の海だった。

 「う、ぐぅ、」

 「洗面器」

 青木は佐伯に洗面器を差し出した。佐伯は洗面器に吐いた。

 初めてMRIを見たものは大抵そうなる。

 「外でしばらく休みますか?」

 青木は佐伯を休憩室まで連れて行った。長椅子に佐伯を

 寝かせるとすぐに第九に戻った。別に置き去りにしたかった

 わけではないけれど、佐伯を励まそうとする気になれない

 自分に嫌気がさしたのだった。自分はつくづく心の狭い男

 だと思った。MRI捜査が終了してから様子を見に行こうと

 青木は思った。だが、誰よりも先に様子を見に佐伯のもと

 へかけつけたのは薪だった。

 「大丈夫か?」

 薪が寝ている佐伯の額にそっと手を当てて聞いた。

 「はい、ありがとうございます。大丈夫です。」

 佐伯はにっこりと微笑んだ。

 「ゆっくり休め。最初は誰でもこうなる。そのうち慣れるから。」

 驚いたことに薪が優しい言葉をかけている。青木は信じられ

 ないものを見たという気持ちでいっぱいになった。

 「またお食事に連れて行ってください。俺がおごりますから。

 今夜、あいてますか?」

 「ああ、何時にする?」

 信じられない会話まで聞いてしまったぁ~。

 青木はその場から逃げ出した。泣きそうになりながら廊下を

 走る自分が情けなくて涙が出そうになった。泣くな泣くなと

 自分に言い聞かせて帰宅した。数時間後、気がついたら

 青木は薪のマンションの前に立っていた。

                          

 ぼんやりとした月が空に浮かぶ頃、青木は薪のマンションの

 前に来ていた。薪のマンションに幾度も泊まっているが、鍵は

 貰っていない。薪は半年近く付き合った青木に鍵を渡していな

 かった。合い鍵は作らないという薪に青木は何も言えなかった。

 鍵どころかバレンタインのチョコレートさえ貰っていない。くれる

 と思っていたのにくれなかった。バレンタインの日に匿名で

 チョコレートが青木のデスクの上に置いてあった。青木は第九

 の皆に女の子からチョコレートを貰ったと自慢した。義理チョコ

 と分かっていても何個貰ったか自慢し合うのは毎年のことで、

 その時の青木は深く考えていなかった。しかし、薪は青木との

 ディナーをキャンセルした。仕事が忙しいと言われたのだが、

 薪は何か怒っているようだった。それ以来、青木が薪と二人で

 過ごした日はない。バレンタインの翌日に現れた佐伯のせい

 だと青木は思った。きっとあいつに心変わりしたに違いない。

 今頃はホテルにでも行っているのかも知れない。俺が最初に

 デートに誘った日、酔った勢いでホテルに誘ったら薪さんは

 ついて来た。随分と遊び慣れているみたいだった。俺は薪さん

 が好きだから恋人だって自慢したいのに誰にも言うなと薪さん

 に言われている。薪さんは鈴木さんの写真を捨てていない。

 俺よりもっと鈴木さんに似ている男が現れたとたんに俺は捨て

 られるのか?青木は頭を抱えてマンションの前に座り込んだ。

                            

 その時、一台のタクシーがマンションの前に止まった。

 青木がとっさに植木の陰に隠れると、タクシーから薪と佐伯が

 降りてきた。二人はいささか酔っているようだった。

 「薪さん、今日はありがとうございました。とても素敵な夜でした。」

 佐伯はそう言うと薪の肩を抱き寄せていきなり唇を奪った。

 薪は佐伯を拒んで突き飛ばした。だが、佐伯は薪の手首を

 掴んでもう一度、強引にキスをしようとした。

 「やめろ!!」

 青木が飛び出して、佐伯を殴った。

 「俺の薪さんに手を出すな!」

 青木は佐伯に言った。そして、薪の肩をそっと抱き寄せて

 「大丈夫ですか?」

 と聞いた。しかし、薪は何か言いたげな瞳で青木を睨んだ後、

 青木を振り払い、無言でマンションに入っていった。

 青木は慌てて薪の後について部屋まで入り込んだのだが、

 その間、青木が話しかけても薪は何故かずっと黙り込んで何も

 言わなかった。

 「薪さん、何でずっと黙ってるんですか?何か言って下さい。」

 「人が見ていた。人に見られたらみっともないだろ?」

 「薪さん、あなたって人はいつも世間体ばかり気にして・・・

 こんな時でも世間体とかにこだわるんですか?」

 青木はイラッとして薪をリビングの床に押し倒した。

                               

 青木は馬乗りになって薪のネクタイに手をかけた。

 「やめろ!バカ!」

 薪は抵抗したが、青木は薪の悪態をつく唇をふさいだ。

 無理やり唇に舌を割り込ませて薪の舌を吸い上げるように

 舌を絡ませた。息苦しいほどの長いキスをしながら、青木は

 薪のワイシャツのボタンを一つずつ外していった。そして、

 薪の白い肌にゆっくりと舌を這わせた。薪は快楽に弱い。

 さっきまで嫌がっていたのにもう抵抗する気もなくなったのか

 青木に身を任せている。青木がベッドに薪を運ぼうとすると、

 「ここでいい。」

 と薪は言った。薪は少し変わった場所でするのが好きだった。

 お風呂とか台所とか・・・玄関に入ってすぐ廊下で押し倒した

 こともあった。薪が誰と付き合ってそんな行為を覚えたのか

 青木は知らない。青木は薪の過去など知りたくもなかった。

 警視庁の中だけでも薪と一夜を共にしたという人間は多い。

 薪は否定しているが疑えば疑うほどきりがない。

 「あ、やめ、汚い・・・」

 青木が薪の最も感じる部分を舐めようとした時、薪が

 恥ずかしがった。

 「薪さん、洗ってなくても良いですよ。逆にシャワーを浴びて

 帰って来たら、どうしようかと思ってた。良かった。」

 「バカ、僕が浮気していると疑っていたのか?」

 「はい。今でも身体検査したいくらいです。舐めてる時に

 何も液体が出てこないと良いですけど・・・」

 青木は薪の身体の奥まで舌を入れて舐めた。ピチャピチャと

 音をたて、念入りに時間をかけて舐めた。

 「あぁ~あぁ~やぁ~もう入れて。青木~」

 「薪さん、もう欲しくなったんですか?今、入れてあげますね。」

 青木は欲しがってヒクヒクしている薪に自らの身体を沈めた。

 薪の中は熱かった。絡みつく薪に青木は夢中で動いた。


                               
 行為が終わった後、気だるそうに寝ている薪に青木は言った。

 「薪さんもう他の男の人と食事になんか行かないで下さいね。」

 「ん、なんだ、妬いてたのか?」

 「当たり前です。佐伯さんとはどういう関係なんですか?」

 「佐伯は鈴木のいとこだ。鈴木の母親の妹が玉の輿に乗って

 財閥に嫁いだんだ。顔がそっくりなのは血が繋がっている

 せいだ。あいつがまだ学生で日本にいた頃、鈴木と三人で

 何度か食事に行ったことがある。それだけだ。」

 「鈴木さんのいとこだなんて知りませんでした。」

 「誰にも言ってないからな。」

 「そういうことはちゃんと言ってくださいよ。俺、バレンタイン

 薪さんからチョコもらってないし、フラれると思ってたから・・・」

 「チョコレートならやっただろ?」

 「え?いつですか?もらってないですよ。」

 「お前のデスクの上に置いてあっただろ?」

 「あれ?あのチョコ薪さんからだったんですか?俺は

 てっきり・・・薪さん、すみません。でも、なんで直接

 渡してくれなかったんですか?」

 「照れるから。」

 薪はうつむいてボソッと言った。

 「薪さん、好きです。」

 青木は薪に抱きついた。チョコレートを渡す時に照れるから

 デスクの上にこっそり置いておいたなんて、ありえないくらい

 可愛い。なんであの時、薪さんからだって気づかなかったん

 だろうと青木は思った。

 「シャワー浴びてくる。」

 薪が素肌にワイシャツ一枚着ただけの格好で、抱きついてる

 青木を軽く押しのけて立ち上がった。青木はニヤニヤしながら

 「薪さん、一緒にお風呂に入りましょう。」

 と言って、薪の後にぴったりついてバスルームに入り込んだ。

 薪は何も言わずに黙っていた。

 「もう一回してもいいですか?」

 と青木が薪の耳元で囁くと、薪は魅力的な瞳に妖しい微笑を

 浮かべて

 「バカ。」

 と言った。二人の甘い夜はまだ始まったばかりだった。

                                (完)



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