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オリジナルBL小説「落日」部屋

オリジナルBL小説「落日」(第3部)

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 月曜日、僕は学校を休んだ。火曜日も休もうと思ったのに、

 母さんに叩き起こされて、

 「学校に行くか病院に行くかどっちかにしなさい。」

 と言われ、僕はしぶしぶ学校に行った。結局、金曜日は

 4人にまわされた。見張りの人も後から来て、僕を犯した。

 終わった後、僕はしばらく放心状態だったけど、8歳の時と

 同じで、誰も助けに来てくれなかったから、僕は独りで

 パンツとズボンを穿いて、歩いて家に帰った。トイレに行って、

 お風呂に入って、血と男の体液がベッタリついたパンツは

 ゴミ箱に捨てた。僕は自分の部屋でお尻にオロナインを

 塗って、夕食も食べずに寝た。夜になって、母さんが

 「泥だらけの服が洗濯カゴに入ってたけど、どうしたの?」

 と聞いてきたけど、僕は

 「転んだ。」

 と嘘をついた。僕は3日間ひたすらお尻にオロナインを塗って

 傷を一人で治した。8歳の時と違って、僕の身体はもう

 慣れているのか、初めてまわされたのに、それほど酷く

 切れていなかった。2、3日で治る程度の傷で済んだ。僕が

 学校を休みたがったのは加藤君に会いたくないからだった。

 常磐先輩は僕が加藤君をふった仕返しだと言っていた。

 学校に行っても、加藤君は僕と口を効いてくれないだろう。

 色々考えると全てが嫌になって、月曜日は学校をサボった。

 母さんは僕が苛められて学校に行きたくなくて仮病を使ってる

 と思ったのか、今日は強引に家から追い出されてしまった。

 学校に着くと、加藤君は机に座っていて、伊藤君は加藤君の

 隣に立っていた。僕は勇気を出して、伊藤君と加藤君に

 「おはよう。」

 と言った。しかし、

 「お、おはよ。」

 と伊藤君はひきつった笑顔で僕を見た。加藤君は僕から

 目を逸らすと、何も言わずに廊下に出て行ってしまった。

 すると、伊藤君は加藤君の後を追いかけて廊下に出て、

 僕は独りぼっちになってしまった。



 僕には伊藤君と加藤君しか友達がいなかったから、二人が

 いないと、誰も僕と喋ってくれなかった。お昼に僕が一人で

 お弁当を食べていると、坂田達が寄って来た。

 「一人で弁当食ってる奴がいるぞ~。ハハハ・・・暗い顔して

 どうしたんだ?麻里緒、加藤にふられたのか?」

 坂田が俯いた僕の顔を覗き込んだ。

 「相変わらず冷凍食品詰め込んだだけって感じの食ってんな。

 とりの唐揚げとコロッケだけかよ。随分と手抜きな弁当だな。

 もっとよく見せろよ。」

 坂田はそう言うと、僕から弁当箱を取り上げた。

 「返して!」

 僕が立ち上がって手を伸ばすと、坂田はニヤッと笑って、

 弁当箱から手を放した。僕の弁当は無残にも教室の床に

 ぶちまかれてしまった。

 「あ~あ。手が滑っちまった。」

 わざとらしく坂田が言うと、竹内と一之木が大笑いした。

 「拾えよ。」

 僕は坂田に言われて、怒りに震えながら、仕方なく、床に

 落ちた弁当のおかずやご飯を手で拾って、弁当箱に入れた。

 すると、今度は

 「食え。食べ物は粗末にしちゃいけないんだぜ。食えよ。」

 と言われた。さすがに僕でも床に落ちたものは汚くて

 食べられなかった。しかも、食べずに持って帰るつもりで、

 拾い集めたから、弁当箱の中身はぐちゃぐちゃだった。

 「どうした?食わないのか?食わないと、もったいない

 お化けが出るぞ。お化けの代わりに俺達がお仕置きして

 やろうか?早くしろ!」

 僕は竹内と一之木に後ろから背中を蹴られて、跪くように

 床に倒れ込んだ。坂田は

 「食え!」

 と言って、嫌がる僕の頭を押さえつけて、弁当箱に顔を

 押し付けようとした。僕は小4の時に何度も坂田に給食の

 おかずに消しゴムのカスを入れられたり、落としたものを

 食べるように強要されたりして、その度に泣きながら食べた

 事を思い出した。坂田は小4の時のように僕を苛めるつもりに

 違いなかった。僕は再びあの地獄を味わうのは嫌だった。

 僕は力の限り抵抗して、大きな声で叫んだ。

 「い、嫌だ!誰が食べるもんか!い、伊藤君!助けて!」

 僕は遠くの席で加藤君とお弁当を食べている伊藤君に

 助けを求めた。でも、その時、教室の扉がガラガラっと開いて、

 「お~い!安部麻里緒っているかぁ?」

 という声がした。金曜日に神社の林で僕を襲った常盤先輩の

 仲間の金田という二年の先輩だった。



 「お取込み中、悪いけどよ。常磐が安部麻里緒を連れて来い

 って言うからさ。ちょっと借りるぜ。」

 金田先輩はそう言うと、教室に入ってきて、僕の腕を掴んで

 立たせ、有無を言わさず、僕を廊下に連れ出した。

 「お前さ。苛められてんの?」

 廊下を歩いてる時に金田先輩が僕の顔を覗き込むようにして

 聞いてきた。僕はさっき坂田に落ちた物を食えって言われて、

 伊藤君に助けを求めたのを見られたと思うと恥ずかしくなった。

 「苛められっ子のくせに、よくもまぁ太一をフったもんだな。

 普通、太一の女になってたほうが得だと思わないのか?」

 「・・・」

 「言っとくけど、常磐には逆らうな。あいつに逆らったら最後

 学校に来られなくなると思えよ。今からお前を体育倉庫に

 連れて行く。そこで常磐がお前に何か命令するけど、絶対に

 逆らうな。舎弟か奴隷か何かになれって言われて、忠誠を

 誓わされると思うけど、何でも従えよ。奴隷ったって本当の

 奴隷じゃない。ただのパシリさ。とにかく常磐の配下に

 おさまったら、他の奴からは苛められなくなるからな。

 ちょっとばかりプライド捨てて頭を下げたら、全て丸くおさまる

 と思って、我慢しろよ。」

 金田先輩は薄笑いを浮かべながら僕に諭すように言った。

 運動場の端にある体育倉庫に着くと、神社で僕を襲った

 先輩の他に2人もいた。僕は6人にまわされたらどうしようと

 心配しながら体育倉庫に入った。僕が入ると、金田先輩は

 「連れてきたぜ。」

 と言って、体育倉庫の扉を閉めた。

 「昨日は何で学校休んだんだ?まさかと思うが、親には

 言ってないだろうな。」

 常磐先輩が凄みのある顔をして聞いてきた。

 「はい。言ってないです。」

 僕は怖くなって、とても小さな声で答えた。常磐先輩は

 そんな僕にイラッとしたのか、

 「まずは土下座だな。」

 と言った。すると、神社で見張り役をした下っ端っぽい先輩が

 僕の足を後ろから蹴って、

 「さっさと土下座しろ!」

 と言った。僕は両手をついて土下座した。深々と頭を下げて、

 じっとしていると、常磐先輩が

 「つまんねぇ奴だな。無表情で土下座しやがる。」

 と言った。僕がせっかく土下座したのに、常磐先輩は不満

 そうだった。もっと僕が嫌がる姿を見たかったのかもしれない。

 僕はたかが土下座くらいで全て丸くおさまるというのなら、

 いくらでも土下座する。坂田に土下座したくないのは、また

 奴隷あつかいされて、苛められるのが嫌だったからだ。

 金田先輩が言っていた事が本当なら、逆らわないほうが

 身の為だと僕は思った。でも、その小賢しい考えを見透かした

 ように常磐先輩はこう言った。

 「金田に入れ知恵されたのか。」

 「いや、俺は、何も言ってないよ。」

 金田先輩がヘラヘラ笑いながら、即答で嘘をついた。

 「どうだかな。金田は随分と気に入ったようだったからな。

 ところで、お前、太一に謝ったのか?謝ってないなら謝れよ。

 太一がお前を許したら、ペットにしてやるよ。その代り、

 太一を二度と泣かすんじゃねぇぞ。分かったか?」

 「はい。」

 僕は金田先輩の忠告を思い出して、従順に返事をした。

 心の中では謝れと言われても理不尽だと思っていたし、

 ペットになりたいとも思わなかったけど、逆らえば、きっと

 酷い事をされるに違いないし、この場を上手くやり過ごせば、

 また加藤君とも仲直りできると思って、僕はしたたかに

 返事をしたのだった。



 「そのふてぶてしいまでの無表情、なんとかならないのか?」

 常磐先輩は僕の顔が気に入らないといった感じで言ってきた。

 「お前、本当に反省してるのか?本当は反省してないだろ?

 やっぱ、今日もまわすか?」

 常磐先輩がニヤッと笑った。まわすという言葉に反応して、

 僕の顔色が変わったからだった。土下座して許して貰ったら、

 加藤君とまたお弁当が食べれて、坂田に苛められなくなると

 思ったのに、話が違うと思った。

 「へへへ・・・俺達にもさせてくれんの?」

 神社にいなかった2人がニヤニヤ笑って聞いてきた。

 「どうするかな。」

 常磐先輩が楽しそうに僕の顔を見ながら言った。すると、

 「おいおい。今日はまわさないって言ってたじゃないか。

 それに、こいつ大人しく従っただろ?今日のところは

 このくらいで勘弁してやれよ。」

 と、金田先輩は僕を庇ってくれた。でも、常磐先輩は

 「土下座だけじゃ本当に従順なのか分からないぜ。証拠を

 見せてもらわないとな。俺はこいつを見てると、飼い主の手を

 平気で噛むような犬に見えるぜ。そうだ。こいつが良い犬か

 悪い犬か見分ける方法がある。しゃぶらせろよ。それで

 噛まなかったら、今日のところは合格にしておいてやるぜ。」

 と言った。

 「分かったよ。」

 金田先輩はそう返事をすると、僕においでと手招きした。僕は

 本当に犬になったような気分で金田先輩の足元に移動して、

 まるでおすわりしている犬のように無言でじーっと金田先輩の

 股間を見た。

 「どうした?早くご奉仕させろよ。」

 常磐先輩がヤジを飛ばし、皆がドッと笑った。金田先輩が

 ズボンのジッパーを下し、自ら取り出すと、小さいものが

 僕の目の前に出てきた。金田先輩は僕とあまり大きさが

 変わらなかった。僕は通りで痛くない筈だと思った。

 「舐めろ。」

 と命令されて、僕は金田先輩のものを口に含んだ。口の中で

 金田先輩はあっという間に大きくなったけど、小さい時が

 小さいだけに先生のよりもすっぽりと口の中に納まって、

 ご奉仕しやすかった。でも、僕は舐めるのが上手じゃなくて、

 先生も咥えてるだけで良いって言って、あんまり舐め方を

 指導しなかったから、どう舐めたら相手をイかせられるのかが

 分からなかった。3分くらい舐めていると、

 「下手だな。もっと舌使えよ。」

 と金田先輩に言われた。僕はアイスキャンディーの棒を

 舐めるみたいに一生懸命ペロペロと舐めた。すると、

 金田先輩はじれったそうな顔をして、

 「そこはもういいって。早く。あ。もう、分かんないかな。

 いいや。自分で動くから。」

 と言って、腰を動かし始めた。僕は金田先輩に口を犯され

 ながら、先生にもこんなことをされた事があったなって

 ぼんやりと思った。

 「あ、イク。飲めよ。」

 金田先輩が僕の口の中に欲望を吐き出した。僕は一瞬、

 むせそうになったけど、なんとか口いっぱいに広がる

 体液を飲み込む事ができた。僕が口を手で押さえながら、

 金田先輩を見ると、

 「ホントに飲んだのか?」

 と、聞かれた。飲めと言われたから飲んだのに、なんだか

 心配そうに聞かれて、僕は不思議だった。先生だったら、

 満足そうに笑って褒めてくれるのに・・・

 「よく飲んだな。普通、そんなの飲まねぇぞ。」

 見物していた先輩達がゲラゲラ笑った。

 「合格だ。約束通りペットにしてやる。気に入ったぜ。」

 常磐先輩は先生と同じ眼差しで満足そうに僕に言った。



 教室に戻ると、僕は加藤君に謝った。

 「僕が全部悪かったです。すみませんでした。許して下さい。」

 僕は深々と頭を下げて、先輩に言われた通りに謝った。

 でも、加藤君は

 「何で謝るんだよ!」

 と言って、泣きながら教室を飛び出してしまった。僕が

 唖然として、その場に立ち尽くしていると、伊藤君が物凄く

 何か言いたそうな目で僕を見た後、何も言わずに加藤君を

 追いかけて教室を出て行ってしまった。また一人残された

 僕は喉の奥に粘つく青臭い味を消し去れないまま午後の

 授業を受けた。

 結局、加藤君と伊藤君は戻って来なかった。授業後、

 坂田たちが寄ってきて、こう言った。

 「お前、昼休みに2年の先輩と何してたんだ?」

 僕は無視して靴を履き替えて、帰ろうとしたけど、坂田は

 「神崎、加藤の次はあの先輩か?次から次へとよくもまあ

 乗り換えるな。加藤のやつ、泣きながら教室飛び出して、

 とうとうエスケープしちまったな。それにしても、加藤を

 ふったって話は本当か?加藤ともやってたのか?」

 僕はイラッとして、坂田を横目で睨みながら

 「やってないよ。」

 と言ってしまった。すると坂田は

 「なんだ。その言い方は!麻里緒のくせに生意気だぞ!

 そうだ。ホモはケツ使うんだってな。昼休みにやらしいこと

 してないか確かめてやる。ズボン脱げよ!」

 と言って、僕のズボンを脱がそうと手を伸ばした。僕は

 必死に抵抗して、捕まる前に一目散に逃げた。運動場を

 駆け抜けて、追いかけてくる坂田たちから逃げ惑った挙句、

 運動場の端の鉄棒の前で捕まってしまった。

 「コラァ!手間かけさせやがって!」

 坂田が僕の背中を蹴った。僕が地面に倒れ込むと、坂田は

 馬乗りになり、僕の頭を掴んで髪の毛をひっぱった。

 「い、痛い!やだ!やめて!」

 僕は必死でもがいたけど、竹内と一之木が二人がかりで

 僕のズボンを無理やり脱がせ、坂田に渡してしまった。

 坂田は僕の背中の上に乗ったまま

 「逆らう奴は見せしめに縛ってやる。」

 と言って、僕の両腕をズボンで縛り、僕から降りると、今度は

 腕を縛ったズボンを引っ張り、鉄棒にズボンを結び付けた。

 僕は運動場の鉄棒に縛り付けられてしまったのだった。



 「アハハハ・・・!パンツも脱がせてやろうか?」

 坂田が笑いながら、僕に言った。

 「嫌だ!やめて!」

 僕は運動場で下半身を露出させられるのかと思ったら、

 泣けてきた。坂田が目を輝かせながら、僕のパンツを

 脱がそうとしたその時、

 「コラ!そこで何をしている!なんてことをするんだ!」

 と、体育の先生が坂田の首根っこを掴まえて怒鳴った。

 他にも3人の先生が駆けつけて、逃げようとした一之木と

 竹内を捕まえた。

 「大丈夫か?ケガはないか?」

 体育の先生は僕のズボンを解きながら、聞いてきた。

 「はい。」

 僕はケガはしていなかったので、頷いて返事をした。

 体育の先生はゴリラにそっくりで、生活指導もしてるせいか

 口うるさくて、生徒からは嫌われていた。

 「確かお前は一年の安部だったな。苛められていたのか。

 早くズボンを穿きなさい。あいつらは職員室に連れてって

 厳重注意しとくから。さぁ、早く涙を拭きなさい。それから、

 何かあったら、いつでも先生に言いなさい。分かったな?」

 「はい。ありがとうございました。」

 僕はズボンを穿いた後、お礼を言って、家に帰った。

 翌日、僕が学校に行くと、教室に伊藤君がいて、

 「オッス!」

 と声をかけてくれた。

 「お、おはよう。伊藤君。加藤君は・・・」

 「加藤は休みだよ。でも、明日はちゃんと学校来るってさ。」

 「そう。」

 僕はホッとした。

 「昨日はごめんな。俺、月曜日に常磐先輩にいろいろと

 言われてさ。昨日も加藤と一緒にいたら、またあれこれ

 言われたんだけどさ。加藤は悩んじゃってるみたいでさ。

 あいつあれで繊細なところがあるからな。あ、そうそう、

 それから、昨日、担任がカバン届けに家に来て、なんで

 学校を飛び出して帰ったのかってしつこく聞かれて困ったよ。

 麻里緒のこと言う訳にはいかないしさ。黙ってたら、坂田に

 苛められたのかって聞かれて、面倒臭かったからそういう事に

 しといたよ。加藤も同じこと聞かれて、そうしといたって。床に

 落ちた弁当食えって苛めてたのをクラスの皆が見てたから、

 坂田が悪の親玉みたいに先生は思ったのかな。」

 カバンも持たずに泣きながら帰ったのだから、ただのサボり

 じゃないって誰でも気付く上に、僕が運動場を逃げ回って

 ズボンを脱がされた事件を考えたら、坂田から逃げたって

 思うのが普通かな。何はともあれ伊藤君が怒られなくて

 良かったって僕は思った。


 
 木曜日、加藤君は学校に来た。なんだかどんよりしてたけど、

 僕とも喋ってくれた。僕は加藤君とまた友達に戻れたと

 思ったのに、放課後、三人で学校から帰る途中、常磐先輩と

 金田先輩がコンビニの前で待ち伏せしていた。

 「太一、麻里緒にちゃんと話したか?」

 「・・・ごめん。貴博君。俺、やっぱり・・・」

 「なんだまだ話してないのか?しょうがないな。麻里緒、今から

 俺ん家に来いよ。あ、伊藤はついてくるな。このまま帰れ。」

 常磐先輩は機嫌の良さそうな顔をしていたけど、加藤君の

 暗い顔を見ていると、僕は嫌な予感がしてきた。伊藤君は

 僕には何も言わず、先輩達にお辞儀をして帰って行った。

 僕は伊藤君も先輩が恐いのだろうと思った。僕も常磐先輩は

 凄く恐い。何を考えているのかよく分からないし、一度

 捕まってしまったら最後、逃げられないという恐ろしさがある。

 僕は逆らう気力もなく、大人しく常磐先輩について行った。

 常磐先輩の家は15階建ての高級マンションの最上階だった。

 「俺の母親は組長の愛人なんだ。駅前のキャバクラの経営が

 忙しくて、毎日午後2時か3時から朝まで家にいないから、

 何してても何も言われないんだ。」

 常磐先輩は僕たちを自分の部屋に招き入れた後、ニヤッと

 笑って言った。

 「麻里緒は知らないと思うから教えてやるけど、俺は将来、

 常磐組を継ぐことになる。本宅には本妻が産んだ三姉妹が

 いて、そいつらに婿養子を取るって手もあるけど、親父は

 俺に跡を継がせたがってるから、俺は高校を卒業したら、

 構成員になって、親父が元気なうちに跡目を継ぐつもりだ。

 太一も幹部候補として、高校を卒業したら組員になってもらう。

 俺と太一は一心同体だからな。太一が生まれた時からずっと

 一緒だ。俺達は姉弟よりも強い絆で結ばれている義兄弟だ。

 大事な弟が泣いていたら、兄としてどうするか分かるか?

 泣かせた奴をシメるのは当たり前だろ?じゃ、弟が性悪な

 ビッチに惚れたらどうする?もちろん、やめとけって言うさ。

 でも、それでも忘れられないって泣いたらどうする?兄として

 ほっとけないだろ?ま、太一もそろそろ童貞捨てても良い

 年頃だからな。てっとりばやく捕まえて、穴にしたら良いかと

 思ってな。それで、二人っきりでまた弄ばれて捨てられたら、

 太一が可哀相だろう?何しろ相手は6人もの男と寝てる

 超ビッチだ。太一が傷つかないように見張っててやらないと

 なって考えたんだ。麻里緒。ビッチっておまえのことだよ。

 分かったら、さっさと服を脱げ。」


 
 常磐先輩に言われて僕は服を脱いだ。学生服を脱ぎながら

 人数を2人から6人に増やしたのは先輩なのに、何でビッチ

 扱いされるんだと心の中で思った。僕は納得いかないけど、

 逆らったら何されるか分からないから、命令通り服を脱いで

 パンツ1枚になった。でも、常盤先輩は

 「何、ボーっと突っ立ってんだ?さっさとパンツも脱げよ。」

 と、意地悪く言った。加藤君は相変わらずお葬式のような

 暗い顔をしていて、僕を助ける気配は一向になかった。僕は

 諦めてパンツを脱いで全裸になった。でも、全裸はさすがに

 恥ずかしくて、僕は前を手で隠した。

 「ビッチのくせに恥ずかしいのか?手どけて全部見せろよ。

 ついでに座って、足広げろよ。」

 と常磐先輩がニヤッと笑って言った。僕は足を開くなんて

 絶対に嫌だと思ったけど、仕方なく両足を広げた。すると、

 金田先輩が目を輝かせて僕を見て、

 「うわーっ。すげぇ。麻里緒ってホント何でもするんだな。」

 と言った。僕は顔を真っ赤にして、少しだけ潤んだ瞳で

 金田先輩を見つめると、金田先輩は僕に手を伸ばし、そっと

 僕の中心に触れた。

 「あ、あん。あっ。」

 金田先輩に愛撫されて、僕は声をあげた。常磐先輩の

 冷たい視線に犯されながら、僕は加藤君がだんだんと

 興奮しているのを感じた。三人とも学ランを脱いだだけで、

 全裸の僕を見つめていた。僕は更に足を広げて、喘ぎ声で

 加藤君を誘った。加藤君とはしたくないと思っていたのに、

 純情そうにしている加藤君を見ていたら、何故か落として

 みたくなったのだ。穢れを知らない子供のように恐がっていた

 加藤君を見て、僕は憎たらしいと思った。自分だけ崖の上の

 安全な場所にいて、崖の下で這いつくばってる僕を見下ろして

 眺めている加藤君を崖から引きずり下ろしたいと僕は思った。

 僕は金田先輩に身体の中心を握られて、上下に擦られるたび

 声をあげている。僕が口を開けて誘うような目で加藤君を

 見ていると、まるで餌に引き寄せられる小鳥のように加藤君は

 顔を近づけてきた。危険を承知で躊躇いながら餌を食べて

 罠にかかる小鳥のように加藤君は僕の唇にキスをした。

 僕は舌を絡めて加藤君を捕まえた。貪るようにキスをして

 加藤君の舌を味わった。加藤君に押し倒されたふりをして

 僕は床に背中をつけた。ゆっくりと寝転びながら加藤君の

 背中に左手をまわし、片手で抱きしめた。

 「胸、舐めてやりなよ。」

 金田先輩が加藤君に言った。加藤君は僕の胸に吸い付いて

 左の胸の突起を舐めまわした。加藤君の愛撫は下手過ぎて、

 くすぐったかった。でも、僕は笑うのを堪えて我慢した。

 金田先輩だったら、きっと上手に舐めてくれるのにと思って

 見つめると、金田先輩が手に僕を握りしめたまま右の胸を

 吸ってくれた。金田先輩は先生と同じくらい上手だった。

 僕は二人同時に左右の胸を吸われる初めての感覚に

 戸惑いながらも感じてしまった。



 「気持ち良さそうだな。そろそろ入れるか?」

 ずっと黙って見ていた常磐先輩がおもむろにローションを

 取り出して、まるで観察日記でもつけているような冷静な

 口調で言った。冷たい感触が僕のお尻を伝ったかと思うと、

 まだ慣らしていないそこに常磐先輩が入って来た。

 「あっ。ああ、いっ、痛い!ああ、や、やめ、ああ~」

 大人と同じくらい大きい常磐先輩のものが無理矢理、肉を

 掻き分けるように入ってきて、痛みを感じると共に僕は

 また切れるのではないかという恐怖に怯えた。

 「痛がってるじゃないか。やめてあげなよ。」

 加藤君が僕を心配して常磐先輩に言った。

 「何言ってんだ?見ろよ。太一。こいつが痛がってるように

 見えるか?」

 常磐先輩は僕の天を仰いだ先端を指でピンッと軽く弾いた。

 「あっ。」

 僕は痛みを感じながらも貫かれて感じている自分に恥ずかしさ

 を覚えた。常磐先輩は僕の足を大きく広げて、身体を深く 

 沈め、腰を動かし始めた。僕は嬌声をあげながら加藤君を

 見ていた。加藤君は興奮していた。僕は加藤君が僕の事を

 本気で好きなのか疑問に思った。僕を弄んだ先生でさえ、

 僕が友達と手をつないだり他の先生に頭を撫でられたり

 しただけで嫉妬して怒っていたのに、加藤君は僕が男に

 抱かれているのを見て興奮している。加藤君が暗い顔を

 していたのは僕が先輩に抱かれるのが嫌なんじゃなくて、

 自分が穢れるのが嫌だったんじゃないかと僕は思った。

 「太一もしたいのか?そうだ。こいつにしゃぶらせろよ。」

 「うん。でも・・・」

 常盤先輩に言われて、加藤君がもじもじしていると、

 「こいつ下手だぜ。うっかり噛まれるかもしれないから、

 やめとけよ。」

 と金田先輩が言った。

 「確かにそうだな。やりまくってるわりに何にも仕込まれてない

 気もする。去年、俺達が玩具にしてた女とは随分、違うな。

 あの女、酔っぱらって、まだ小学生の太一にキスしやがった。

 それで、俺は怒って、金田と寝るように言ったら、あの女は

 童貞が好きなのか、あっさり寝やがった。3P4P平気でする女

 だったから、卒業するまで俺と金田の二人で穴にしてたけど、

 中三のくせに中一の俺達と寝て喜んでるイカれた女だったよ。

 先輩達にまわされ過ぎて、女の友達が一人もいなかったし、

 高校もすぐ中退して、今じゃ風俗で働いてるらしいぜ。」

 「そんな話、しなくっても・・・」

 罰が悪そうに僕を気にしながら加藤君が言った。小6でキス

 したって自慢してたけど、彼女がいたわけではなかったのだ。

 僕はフッと笑ってしまった。

 「なんだ、こいつ白痴みたいな顔で笑ってるぜ。気持ち

 悪いな。麻里緒もあの女と一緒で童貞が好きなのか?」

 常磐先輩が僕を嘲り、腰を激しく突き動かした。僕は再び

 嬌声をあげて、赤ん坊のように啼きながら絶頂に達した。

 常磐先輩が僕の中に出すと、加藤君が僕の中に入ってきた。

 加藤君はろくに動きもしないで2分くらい僕の中にいただけで

 達してしまった。おずおずと身体を離した加藤君に僕は

 白痴のように微笑みかけた。



 「太一。どうだった?良かったか?」

 常磐先輩がまだパンツも穿いていない加藤君に感想を

 聞いてきた。

 「すごく良かった。でも、俺、イクの早くなかったか?」

 加藤君は2分しか持たなかった事を少し気にしていた

 みたいだった。僕はクスッと笑って、加藤君をぼんやりと

 眺めていると、加藤君は僕が満足していると勘違いしたのか、

 ホッとしたような顔をして、僕に微笑み返した。

 「とうとう太一も男になったんだな。」

 常磐先輩に頭を撫でられて、加藤君は照れながら

 子供のように言った。

 「もう1回したい。2回目はもっと上手にできるような

 気がするから。」

 「分かった。でも次は金田の番だから。また来週しよう。

 毎週しような。」

 常磐先輩はジェットコースターに何度も乗りたがる子供を

 あやす親のような顔で加藤君に言った。加藤君はあんなに

 怖がっていたのに、する前とは別人のように目を輝かせて

 嬉しそうにしていた。僕が呆れた顔をしていると、

 「バックから入れていい?」

 と金田先輩が聞いてきた。僕は四つん這いになって、

 金田先輩を受け入れた。

 「あっ、あ、ああ~」

 金田先輩のは加藤君のと同じくらい小さくて、痛みを

 感じなかった。常磐先輩のは先生と同じ大きさだから、

 ローションを使っても痛かった。入れた時にじっとしてて

 くれたから、今日は切れなかったけど、神社の時と

 同じくらい激しかったら、切れてたと思う。金田先輩は

 ゆっくりと腰を動かして、僕のイイところを探っていた。

 「俺の言った通りだろ。麻里緒は喜んで俺達のペットに

 なるって。太一が気に病むことは何もないんだ。太一は

 ずっと俺の言う通りにしてればいい。」

 服を着た加藤君の肩を抱いて、常磐先輩は言った。

 「太一は俺が守ってやる。太一の欲しいもの総てを

 俺が与えてやる。だから、俺に一生ついてきてくれ。

 誰を好きになってもいいから、俺から離れるな。」

 愛の告白だった。加藤君は気付いていないようだけど、

 常磐先輩は加藤君が好きなのだと思った。常磐先輩の冷たい

 目は僕を蔑んでいるのではなく、僕を憎んでいたのだった。

 「麻里緒、太一ばっか見んなよ。今は俺としてるんだぜ。」

 金田先輩が僕の耳元で囁いた。金田先輩は僕が加藤君を

 好きだと誤解したようだった。今日の僕は加藤君ばかり

 見ていたから、加藤君の事を気にしていると思われても

 不思議ではなかった。僕が今まで加藤君に抱いていた

 嫌悪感が何だったのかが分かって、僕は人から愛されてる

 幸せな人間を愛せるほどお人よしではないのだと分かって、

 自分の心の醜さに目が離せなかったのだ。

 「あっ、ああ。」

 僕は金田先輩にうなじを吸われて声を上げた。僕は首が

 弱かった。金田先輩は腰を動かしながら、僕の首に何度も

 キスをした。やがて金田先輩は僕のイイところを探り当てると

 僕のお尻を掴んで、激しく腰を突き動かした。

 「あっ。ああ。ああ~。あっ。ああっ。」

 僕は加藤君を見つめたまま絶頂に達した。常磐先輩の

 憎しみに満ちた視線を痛いほどに感じながら、闇の中に

 僕は堕ちていったのだった。



                           (完)
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