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東京リベンジャーズ部屋

東京リベンジャーズ「誕生日」

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* 18歳未満の方は読まないで下さい。BLの苦手な方は読まないで下さい。



あれは14の夏だった。マイキーが誕生日の日に忽然と姿を消した。
ドラケンはマイキーを探し回ったが、いつも出没する場所にはどこにもいなかった。
人に聞いても誰もマイキーを見た者はいなかった。
今日は法事があるから夜に会おうと約束したはずなのに、いったいどこに消えたのか。
雨の中、ドラケンはバイクを飛ばして墓地に向かった。
墓地に着くと、先祖代々の墓の前にマイキーがいた。マイキーは傘もささずに静かに立っていた。
ドラケンが近づくと、人の気配に気付いたのか、マイキーは雨に打たれながら、
ゆっくりと振り向いた。ドラケンを見つけてもマイキーは無表情で、泣いているのか
雨が頬を伝っているのか分からなかったが、死んだような黒い瞳がすべてを物語っていた。
ドラケンはマイキーを抱きしめた。
「もう夜中の11時だぜ。帰ろう。」
「…帰りたくない。」
「俺ん家に泊まれよ。」
「…嫌だ。ここにいる。」
そう言うと、マイキーは抱きしめるドラケンから離れた。
「いつからここにいたんだ?8時に探しに来た時にはいなかったぜ。」
「2時間くらい前かな。一周忌が終わってから、ずっと単車転がしてた。」
「7時に神社で待ち合わせしてたのは覚えてないのか?」
「あ、悪りぃ。忘れてた。」
マイキーは悪びれもせずに、白々しい顔をしていた。
「とにかく帰ろう。身体もこんなに冷えちまってるじゃねぇか。」
ドラケンはマイキーの手を握りしめて言った。
「じゃ、ドラケンが温めろよ。」
「ここで?」
「そうだよ。何も考えられねぇようにしろよ。今日は大人達がうるさくってうんざりしてんだ。」
「何か言われたのか?」
ドラケンの問いにマイキーは俯いた。そして、すべてを濁すような黒い瞳で、
「誕生日は憂鬱になる。」
とマイキーは言った。

何も映さない黒い瞳に雨は滴り、頬を伝って流れ落ちる。
「兄貴の代わりに俺が死ねば良かったのかな?」
「やっぱり親戚に何か言われたのか?」
「ああ。なんで俺の誕生日プレゼントの為に兄貴が殺されなきゃならないんだ。
人殺しの友達がいる俺のせいだ。何もかも俺が悪いって言われた。
1年間ずっと陰で言われてた事を面と向かって言われただけだけどさ。
傷ついたよ。心が折れちまった。」
「マイキー。お前は何も悪くない。悪いのは一虎だ。」
ドラケンはマイキーを抱きしめた。
「俺が一虎に誕生日に兄貴からバブがもらえるって話しとけば良かったんだ。
話さなかった俺が悪い。俺のせいだ。俺のせいで兄貴が死んだんだ。」
「マイキー!もう何も言うな。」
ドラケンは唇でマイキーの口を塞いだ。
そして、うっすらと開いた口唇の中に舌を入れ、マイキーの舌にドラケンの舌を重ねた。
舌と舌が触れ合うキスを初めてしたのは葬儀の後だった。あの日も雨だった。
とマイキーはふと思った。ドラケンのキスは優しい雨のように降り注ぐ。
男に身を任せて、舌を吸われるのは気持ち良いとマイキーは思った。

ドラケンは舌と舌を絡み合わせながら、シャツのボタンに手をかけた。
首筋に舌を這わせ、鎖骨にキスをした。そして、身体の中央に手を伸ばし、
ズボンのファスナーを下ろした。
手を入れて握りしめ、優しく上下に動かすと、マイキーは吐息を漏らした。
「口でしてやろうか?」
ドラケンはそう言って、マイキーの前に跪き、口に含んだ。
「あ。あっ。」
マイキーの吐息が激しくなり、マイキーはドラケンの髪を掴んで果てた。
「気持ち良かったか?」
ドラケンは口からペッと白い液体を吐き出した後、マイキーの顔を見ながら聞いた。
「うん。」
マイキーは頷いたが、何か考えているようだった。
「帰ろう。」
とドラケンは優しく言った。しかし、マイキーは
「今日は最後までさせてやるよ。」
と言った。
「えっ?いいのか?いつもケツは使わせないって言ってんのに…
もし、やけになって言ってんのなら、やめとこうぜ。」
「何ビビってんの?やらしてやるって言ってんじゃん。やれよ。」
「マイキー。後悔しても知らないぜ。途中でやめないからな。」
ドラケンはそう言うと、マイキーに墓石に手をついて腰を突き出すよう指示し、
パンツとズボンを膝まで下げて、あらわになった尻の谷間に顔を埋めた。

舐めてほぐしてから、熱り立ったモノを捩じ込んだ。
「あっ、ああ。い、痛え。痛えよ。」
マイキーが叫んだ。だが、ドラケンは
「途中でやめないって言ったろ?」
と言って、腰を動かした。
「あ、ああ。ああっ。」
マイキーは痛みに悶えながら、頭が真っ白になって行くのを感じた。
ドラケンはマイキーの喘ぎ声に触発されたのか激しく腰を動かした。
そして、ドラケンはマイキーの中で絶頂を迎えた。
終わった後、ドラケンはハンカチをポケットから取り出して、
マイキーの太腿を伝う血と液体を拭きながら、
「血が出ちまったなぁ。初めてなのに、優しくできなくて、ごめんな。」
と言った。
「な、何してやがる?ハンカチ汚れんだろ?ティッシュはねえのかよ?」
マイキーは我に返ったように墓石から手を離して、パンツとズボンを慌てて引き上げた。
マイキーがベルトを締めている間にドラケンは墓石もハンカチで拭いて、
「ティッシュ忘れたんだ。マイキーが汚したとこざっと拭くだけでいいよな?
あとは雨が洗い流してくれるし。」
と言った。
マイキーは顔を赤らめて、
「帰る。」
と言った。
「俺の家に泊まるか?」
ドラケンはドロドロに汚れたハンカチを丸めてズボンのポケットに突っ込みながら言った。
「いや、自分の家に帰るよ。逃げてちゃダメだって気付いたから。」
「そうか。」
ドラケンはそれだけ言うと、マイキーの頭をポンポンと優しく撫でた。
「汚ねえ。手洗うまで触んな。」
と、マイキーは笑った。何も映していなかったマイキーの瞳にはドラケンがいた。
「家まで送る。」
そう言って、ドラケンが腕時計を見ると、時計の針は12時になっていなかった。
「誕生日おめでとう。」
と言って、ドラケンはハンカチが入っていないほうのポケットから
小さなプレゼントを取り出した。
「サンキュー。ドラケン。」
マイキーは嬉しそうに微笑んだ。
「誕生日にプレゼント渡せて良かった。」
と、ドラケンは言った。
ドラケンの瞳には甘ったるく笑うマイキーがいた。
15歳の誕生日も16歳の誕生日もその先もずっと一緒に過ごそうとドラケンは思った。
雨は2人の未来を知っているのか知らないのか、天が地に愛情を注ぐように優しく降り続けた。
                              (完)


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