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呪術廻戦部屋

呪術廻戦「闇に染まった心」 

 ←キャプテン翼二次創作小説 →呪術廻戦「闇に沈む心」


* 18歳未満の方は読まないで下さい。BLの苦手な方は読まないで下さい。


人生思い出すのは悟のことばかり。
私の人生には悟しかいなかった。
私は悟の笑顔が好きだった。
悟は些細なことでよく笑った。
私たちは何をするにもいつも二人だった。
私たちは最強だった。
いや、正確には悟が最強だった。
悟に勝てる人間はどこにもいないだろう。
強くて、美しくて、傲慢で、
しなやかな身体を抱く度に、
私は悟なしではいられなくなった。
プライドの高かった私が恋に落ちたのは
悟に出会って、悟の瞳を初めて見た瞬間。
この世のものとは思えないほど美しい瞳に
吸い込まれるような感覚に目眩を覚えた。
だが、私は気持ちを隠して、親友になり、
悟と一緒にいることだけを望んだ。
手を出す気は更々なかった。
それなのに、悟は私に手を出した。
キスしてきたのは悟のほうからだった。


初めてのキスは初夏の日差しが強い昼下がりだった。
ベッドに寝転んで漫画を読んでいると、悟が
「俺にも見せて。」
と言って、私にくっついてきた。私の横に寝転ぶと悟は漫画を覗き込んで、
キラキラした青い瞳で私を見た。私のすぐ横に悟の顔がある。
私はドキドキして、目を逸らした。
「私は後で読むから先に読んでいい。悟に漫画を貸してあげるから。」
と言った。すると、
「一緒に読もうよ。」
悟が甘えた声で私に言った。なんだか誘惑しているような顔つきだった。
「傑はキスってしたことある?」
「ない。」
「俺としてみない?キス。」
悟の唇が私の唇にゆっくりと近付いてきた。唇が唇に触れた時、
柔らかい感触がした。悟の唇が私から離れて、照れたように笑った。
「キスってどんな味なのか気になってたんだけど、レモンの味とかしないんだな。」
確かに味はしなかった。柔らかい唇の感触だけが残った。
「もう1回する?」
「うん。」
今度は口を開けて私の口の中に舌を入れてきた。悟の舌に私の舌を絡ませて、
悟の舌の味を確認した。レモンの味はしなかった。なんの味か分からなかったが、
私は悟の舌を夢中で舐めた。私は嬉しかった。吐瀉物を拭いた雑巾の味がする
呪霊以外もう私の口の中に誰も入って来ないかと思っていたから。私は更に
悟の舌を吸って、もっと奥に引き込もうとした。だが、それと同時に、私は
呪霊を溜め込んだ体から呪霊の味が滲み出てしまわないか不安になって、
悟から急に離れた。
「傑って本当に初めて?なんか息ができないくらい凄いキスだね。」
と悟は言った。私が不安になった事は気付かれていないようだった。
私は恐る恐る聞いてみた。
「どんな味がした?」
「よくわかんない。でもレモンの味ではなかったな。とにかく凄かった。」
悟はベッドに仰向けになった。そして、笑った。
私も悟の横で仰向けになって寝た。
私はファーストキスを悟に奪われて幸せだった。


夏休みは海に行った。
燃えるような太陽を私は覚えている。
どこまでも広がる水平線の彼方に船が見えた。
あの船はどこへ行くのだろう。世界の果てに行くのかもしれない。
私も船に乗ってどこまでも遠くに逃げたい。呪霊のいない世界に逃げたい。
でも、それは叶わぬことだから、現実世界の今を楽しもう。私には悟がいる。
波と戯れて、子供のようにはしゃぐ悟は可愛かった。
新しい水着を着て、白い肌を露わにして、しなやかな長い足で波を蹴る度に、
きめ細やかな肌に水飛沫が弾けて、眩しかった。悟は若く美しかった。
「傑。早く来いよ。」
悟が水をかけてきた。私は海に入って水をかけ返した。
水の掛け合いっこは楽しかった。私は悟といると笑顔になれた。
「アハハハハ」
悟は無邪気に笑っていた。
私達は夏を謳歌する為に海に来て正解だった。

日が沈む前に私は帰り支度をしようとしたが、悟は
「まだ帰りたくない。」
と言った。それで、夕日を見て帰ることにして、日が沈むまで砂浜に敷いた
レジャーシートに2人並んで座っていた。
太陽が赤く燃えて青い空を染めながら海に入って行った。
私は悟の横顔を眺めようと思って、悟の方を向くと、悟は私を見ていた。
あの綺麗な瞳に見つめられて、照れたように顔を背けようとした時、
悟が顎をくいっと指で持ち上げて、私にキスした。舌を絡め合い、
思わず身体が熱くなった時、悟はキスを止めて、こう言った。
「終電で帰ろう。」

夜の海は星が綺麗だった。
夜空に輝く星を悟と見ていると、子供の頃のことをふと思い出して、悟に話した。
「悟。あの大きく輝いている星が見えるだろ?あの星が欲しいって言ったら笑うかい?
私は幼い頃、家族で旅行した時に、そう言った事があるんだ。私はあの時、
手が届かないキラキラ輝く夜空の星を手に入れたいと思った。私は今、
あの星よりも綺麗な悟と一緒にいる。幸せだよ。」
「傑。俺のこと好き?俺が欲しい?傑に俺の全部をあげる。」


悟を砂浜に押し倒し、口づけした。そして、首筋にキスをした。
胸の突起を摘むと耳を軽く噛んだ。
「あっ。」
耳が弱いのか悟は感じているようだった。
水着を脱がせて、悟のものを握りしめ、下から上へと舐め上げ、口に含んだ。
足を開かせて、蕾を舐めた。
「指入れていい?」
指を1本入れながら、悟のものをしゃぶり続けた。
悟の荒い息遣いが聞こえる。
指を少し早く、あまり乱暴にならない程度に動かしてみた。
中指を奥まで入れて、前立腺を刺激すると、悟が声をあげて、のけぞった。
「あっ。ああっ。」
私の口にネバネバする体液が放出され、私はむせてしまった。どうにか飲み込んだが、
あまり美味しいものではなかった。
「飲んだの?」
悟が何故か心配そうな顔をして聞いてきた。
「普通こういうのって飲むんだろ?」
と私が言うと、悟は頬を赤らめて
「飲まないよ。」
と言った。私は初めてで何が正解か分からなかったが、ハンカチで口を拭いて、
時計を見た。
「そろそろ帰らないと電車に乗り遅れるといけない。今行けば8時の電車に乗れるよ。」
「終電までいようよ。今度は俺がしてあげる。」
と悟は言った。水着から大きく熱り立った私のものを取り出して、口に含んだ。
悟は下手だった。歯が当たって痛かった。
「い、痛いよ。悟。もういいから。」
「なんで?俺は初めてだから傑みたいに上手くできないけど…」
「私だって初めてだよ。」
私はそう言うと、再び悟を押し倒した。
足を開かせて、悟のものにキスして、徐々に下にキスを移して行った。
そして、まだ硬い蕾にキスをした。唇にするキスと同じように舌を入れて、
中を舐めまわした。
「あっ。ああ。」
悟が気持ち良さそうに声をあげている。悟がとろとろに蕩けるようになるまで舐めてから
「入れていい?」
と聞いた。
「うん。いいよ。」
私は悟の中に入った。
「あっ。い、痛い。ああっ。」
肉を掻き分けて狭い道を通り、締め付ける肉を身体に感じた。顔を歪ませて声をあげている
悟の足を抱え上げ、腰を動かした。最初はゆっくりと、だんだん深く腰を突くように激しく、
次第に何も考えられなくなるくらいに腰を振り続け、快楽を貪った。
「あっ。あっ。ああ。」
悟が絶頂に達すると、私も悟の中に出した。
身体を離すと、悟の横に寝転がり、悟を見た。
「痛かったろ?大丈夫?」
「うん。大丈夫。気持ち良かった。」
私は悟と1つになれたことが嬉しくて、しばらく悟の顔を見つめていた。
悟は満足そうに微笑んだ。
綺麗な夜空に包まれて、輝く星の瞳を持つ悟の瞼に私は接吻した。
私は永遠にこの幸せが続くことを願った。
神がもたらす福音のように、初めての夜は美しい想い出として、私の心に残り、
私の心の中で愛は永遠に続くのだった。


「夏油様。」
私は教団の広間にいた。
目の前には30代くらいの母親と中学生くらいの男の子が正座していた。
悟ほどではないが、どことなく悟に似た顔の美少年だった。
「こちらの親子は100万円の壺を今年1年間で12個購入しました。去年は8個です。
今年目標達成した褒美の謁見です。どうかお言葉をおかけ下さい。」
「うん。よくやった。これからも励みなさい。」
「ありがとうございます。お目にかかれて光栄です。これは私の息子でして、
もしよろしければ、夜伽など申し付けていただければ幸いです。」
と母親は言った。
「この親子は体を売って稼いだ金で壺を買っている者たちです。もし、興味がおありなら…」
「何を言う!出ていけ!穢らわしい!」
私は怒った。
「申し訳ございません。すぐに追い返しますので、お許しを。」
「おまえも出て行け。」
そして、誰もいなくなった広間に1人残った私は考えた。
悟と別れてから、誰ともしていない。信者どもが自分の子供を差し出すと言ってくるのは
よくある事だ。しかし、私は全て断った。女に興味はない。
美少年なら少しはその気になるが、悟のことを思うと、手を出す気になれない。
悟以外を抱く気になれないのだ。悟はどうしているのだろう。
あの性格だ。生徒に手を出しているのかもしれない。まさか、七海としていないだろうな。
もし、七海と寝ていたら、七海を殺す。七海だけは許せない。七海は嫌いだ。
灰原は可愛かった。子犬のように私に懐いていた。さっきの信者の子も可愛かったな。
綺麗な顔だから、整形手術をしたら、悟そっくりの顔になるかもしれない。
そうしたら、ペットにして首輪をして飼うか。いやいや、それじゃ、悪質な猿どもと
変わらないではないか。教祖になってから色恋は封印して、ひたすら猿どもから
金を吸い上げてきた。禁欲生活が長いと魔が差してしまいそうになることもあるが、
悟以外は抱かないと決めたのだから、一生誰とも夜を共にすることはない。
それがせめてもの私の贖罪だ。


「百鬼夜行を行う。」
無謀な計画だと自分でも分かっていた。乙骨憂太を倒して、折本里香を手に入れたら、
呪術師だけの世界を作ることができるかもしれないと考えたら、実行したくなった。
悟に会いたい。10年想い続けた。
しかし、悟に会いに行くと、いつも悟は怒って、私を追い返すのだ。
少しくらい笑顔を見せてくれたらいいのに・・・どうしたらいいのか分からなかった。
悟が私の全て。悟は全部をあげると言って、私から全部を奪って行った。
無防備に身体を差し出す悟は、いつでも私に奉仕させて喜んでいた。
身体を繋いでいる時も悟は貪欲だった。
何も知らなかった無垢な私は穢れのない天使に穢されたのだ。
でも、不思議と悟のことを恨む気持ちにはなれない。悟があんなに怒ってきたのに、
思い出すのは笑っている悟の顔。会いたい。会いたい。もう一度だけ悟の顔が見たい。
その時、光が見えた。あの光の方に行けば、全てが終わる。

「傑。傑。」
目を開けると、悟の顔があった。悟は何故か悲しそうな顔をしていた。
私は腕が千切れて、体に穴が空いていた。
ああ。そうか。今まで見ていたものは走馬灯だったのか。
私は悟に殺されて死ぬのだと理解した。
「傑。愛してる。」
悟は泣きながら私を抱きしめて、そう言った。
「私も悟を愛してる。だから、そんなに泣くなよ。」
と私は言った。だが、声にならなかった。もう声すら出す事ができなかったのだ。
『最後くらい呪いの言葉を吐けよ。』
と言った私に、悟は愛という呪いをかけているのかもしれない。
でも、もうその呪いなら、10年以上昔にかかっている。
私は悟への愛に縛られて生きてきた。
悟に殺されるのを夢見て生きてきた。私は悟に殺されて幸せだ。
悟の顔を見ながら死にたかったが、ぼんやりと視界が消えて、目を開けているのに、
もう何も見えない。不思議と痛みが消えた。
走馬灯はさっき見たから、二度目の走馬灯は見ずに私は死ぬのか。
最後に悟の声が聴けて嬉しかった。
「傑。いつの日か俺が死んだら、必ず傑に会いに行く。だから、待っていてくれ。」

                                             (完)



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